516日目(投資の本質とは)
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、医療機関で診察を受ける際の感染リスクを下げるオンライン診療など、IT技術を医療に活用する「デジタルヘルス」と呼ばれる分野の需要が、日本を含め世界的に拡大しています。
法務省が取締役会の議事録作成に必要な取締役と監査役の承認についてクラウドを使った電子署名を認める。これまで会社法が容認しているかを明示する規定はなかった。新型コロナウイルスの感染防止策の一環で、署名や押印に関わる手続きを簡素にしたい経済界の要望を反映し、明確な方針を定めた。
これは大きな前進だってね。
投資家は多面的に会社の価値を評価します。サーピス・プロダクトは会社の複数ある価値のうちの一側面にすぎません。サービスにお金を払うのと、会社に投資するのでは、意味が全く違います。
例えば今であれば、新型コロナウイルスの感染拡大以降、ZOOMが一気に普及し、利用者数が急激に伸びています。実際に、ZOOMを利用していて、サービスとして「ZOOMっていいな」と思う方もたくさんいることでしょう。
では、サービスがいいからといって即座にZOOMの株を買うか、というと、それとこれとは別の話。あまりにも株価が高騰しすぎていて投資対象として魅力に欠けると思えば、投資はしませんよね。
サービスが魅力的かどうか、と、投資条件として魅力的かどうか、は全くの別問題です。上場企業を例に取るとわかりやすい話ですが、同様のことは、当然未上場のスタートアップでも起こり得ます。
投資判断を行う際の全体像を例に上げてみましょう。
我々が重視するポイントは主に5つです。1つ目のポイントは、「経営チーム」。これは非常に重視すべきポイントだと認識しています。2つ目は、「事業の本質的な価値」。
3つ目は、「上場の蓋然性」。我々が運営しているグロースファンド『THE FUND』では、投資先企業の上場後の成長を支えるということをコンセプトにしているため、上場そのものは実現できるという水準のステージに投資をしたいという発想です。
4つ目は「財務体質」。継続して会社を経営していく財務的な体力や構造が築かれているのかという視点です。5つ目は、「投資条件」。投資である以上は当然の項目ですね。
投資家が「プロダクトを評価しても会社に投資しない」というギャップが生じるのは、こういった組織面をも含めて評価しているからでしょう。
投資する一歩かなー
ここで言う投資とは、チャートとにらめっこして売り買いを繰り返すことではありません。それは「投資」ではなく「投機」です。ギャンブルとなんら変わりありません。
「この農地からどれだけの農作物が取れるのか」を考えるのが投資で、「この土地がどのくらい値上がりするのか」を考えるのが投機です。つまり、前者は農業という継続的なビジネスが成功するかどうかを前提にして農地を選択しているのに対して、後者は単にその農地が値上がりするかどうかということだけを考えているわけです。
絶対に後者の方が多い。だって、個人投資家の方とお話をしていて、「この会社の事業内容についてどこが魅力なのか、他社との差別要因は何なのかを教えてください」という話はほとんど出たことがありません。言われるとしたら「この会社の株買ったら儲かるの?」ということだけです。
記事にある前者と後者はどちらが大事と言うものでは無く、両方とも大事。少なくとも、プロは両方見るだろう。
つまり、1. 業績予想をし、2. 上がる株を買う。
何故なら株価は、業績予想が当たっても上がらないことがある。株価を上げるのは業績が良いだけでは無く、市場予測比較でどうなのか?つまりその中から上がる株を探す必要がある。
でもこんなの言われたらなー。