新潟Crewのそんな1日。

基本知識のアウトプットに使う。あと日記!

北朝鮮問題

「南北共同連絡事務所は、2018月年9月に開設され、韓国と北朝鮮の当局者の協議の場になっていたが、韓国の脱北者団体が、金正恩(キム・ジョンウン)委員長を批判するビラをまいたことへの報復措置として、北朝鮮側が閉鎖し、破壊を予告する談話も出していた。16日午後2時49分、開城工業団地にある南北連絡事務所を北朝鮮が爆破した。」

 

この爆破したことで分かったこと。

 

「(1)この爆破のあとすぐに韓国が南北協議に乗り出すとは北は考えてはいない。しばらくは南北協議は棚上げにする方針であることか鮮明になった。米国の対北制裁解除を最優先にしている北は、米国の大統領選挙が終わる11月まではトランプさんが身動きできないことを知っている。
(2)連絡事務所爆破を実行しても、北朝鮮文在寅政権が風船作戦阻止に全力をあげると信じているので、爆破することで北朝鮮が損をするとは思ってはいない。文政権の政策は対北強硬姿勢に転じることはないとみなしている。北朝鮮文在寅政権に対する認識は、2018年2月の冬季五輪以来の南北間の交流の経験で固まった。
(3)北朝鮮は食料不足、貿易量の激減からくる物資不足で経済が厳しくなっているが、中国からの支援のメドがついていて、韓国や国際社会に下手に出る必要はないと判断している。
(4)朝鮮人民軍総参謀部と統一戦線部が担当する対南政策を金与正・第一副部長が統括していることが鮮明になった。」NPより引用

 

「ビラはただの口実だろう。北朝鮮内部で何かが起きている(金正恩体制の危機)のではないか。南北連絡事務所を爆破すれば何が起こるか、①対南関係(対国際関係)を緊張にもっていこうとしている、②これを主導したのが金与正氏であることから、金与正氏の地位向上と軍統制もある。その目的は何か、①についていえば、金正恩自身の健康にやはり問題があり、権力承継に備えておく必要があるのか、また(and/or)、コロナ下での経済危機が厳しくなっており、体制引き締めの必要性が高まっているのではないか。その状況を打開するために、ムンジェイン政権に対して、率先して北朝鮮のために働き、制裁を解除するように努力せよとのメッセージを発している。もう一つは、対米(国際社会)に対し、瀬戸際外交を展開するということなのではないか。危機を作り出し、ディールをするという先祖返りの手法である。これからの北朝鮮のさらなる行動やメッセージでもう少し意図は明らかになってくると思う。ムンジェイン大統領の対北融和姿勢はそれでも揺るがないとは思うけれど。日米韓の連携が重要。また、中国の巻き込みが重要。」上記同様

 

敵であるアメリカが動くことができず、かつ同じ社会国家の中国からのバックアップを得てる北朝鮮はこの行為に及んだのだろう。そしてヨジョンの権力が強くなってきたことも示唆されている。権力交代か?いつになったら南北統一されるんだろ…